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『3.11』
東日本大震災から12年が過ぎました。

当時のブログを検索して 再掲載しました。

当時は みんな必死でした。

最期のお迎えが夜の10時を過ぎていた気がします。

しかも、翌日が 卒園式。

電気が通じないまま・・・

以下は当時のままの文面と写真です。

しらゆり幼児園では 原発事故による 放射能拡散をいち早く予見し
子どもの出入りを限定したり 雨に当たらないように対応しました。
その速やかで的確な対処は 日本各地から 問い合わせ、賛辞が送られました。




2011年3月11日(金)

「電話が不通の中、園の園児の無事を知らせるブログの速報がありがたかったです」と
涙ながらに言ってくれたお母さんの言葉に本当に良かったと思います。
今日の大地震は怖い体験でした。
しらゆり幼児園では、すぐに園内放送で園庭に避難を呼びかけました。
園児は全員怪我も無く避難できました。
余震の続く間は園庭に、テントを張り、毛布を各自持って待機しました。
おかげでけが人、被害も無く済みました。
今晩から明日にかけて皆さんも気をつけてください。
最新の耐震技術でできている園舎は見事に子ども達の命を守ってくれました。
また職員の迅速な対応も見事でした。
園児たちも日頃の避難訓練のようによくできました。
みなさんありがとうございました。
一時連絡がとれずみなさんには御迷惑をお掛けしました。
園では全力で「命優先」で対応していました。
さて、明日の卒園・修了式ですが予定通り行なう予定です。
今晩の様子でまた変更があるかもしれませんが
基本的には行ないます。
開始時間も予定通りです。
宜しくお願いします。
副園長 森島隆


にん (1)


にん (2)


にん (3)


にん (4)


にん (5)


にん (6)


にん




2011年 3月13日(日)の記事

3月11日の東日本大震災の発生に対して

しらゆり幼児園では独自に危機管理対策本部(地震等災害緊急対策本部・仮称)を
設置しましたのでお知らせいたします。

名称・・・危機管理対策本部(地震等災害緊急対策本部・仮称)

代表責任者・・・森島允子
責任者・・・・・副園長 森島隆
保育士代表・・・主任保育士 〈伊勢崎栄子〉

設置日・・・平成23年3月12日(土)

任務・・園児の安全と待遇の安定を努める
期限・・・緊急性・危機状況が収束されるまで。
当本部は、今回の災害を契機に一時的に緊急措置として設置される。
当委員責任者は、現状を把握しつつ、将来起こるべく事態も予測し
今後の園児達の活動・生活を管理し、制限し保育を特別に行なうものとする。




今回の東日本大震災に付随する時系列的経過報告について

平成23年3月11日(金)午後3時前

地震発生当初
・もも、すみれ、さくら、ひまわり組は昼寝中
・ゆり組は、教室にて活動中
・事務所は来年度受け入れの保護者と子どもと説明会中

揺れの大きさから副園長が園内放送ですみやかに地震への対応を指示。
のち、すぐに揺れが大きくなり、園庭避難を指示。
3分以内に全員の園庭避難を終了。
けが人なし。園舎、備品への被害無し

14時59分 園児全員の避難、安全を確認した後副園長が
余震の続く中、インターネットブログに全員安全に避難済みの掲示を行なう。

園庭にはブルーシートによる風よけならびに待避所を設置

園内外放送でNHKラジオを放送し全国の被害状況を全員で把握

テントを設置

園児のトイレへの対応、小分けにして職員がつきそい実施

一部の園児、園庭にてトイレ対応

不安の解消をかねて、おやつとして用意してあった「焼きおにぎり」を全園児に配布

水の確保(やかん・ポット・お湯・フロに水をはる)

園児一人につき一枚の毛布の配布

救急箱・AED・ラジオ・ワンセグテレビを設置

外部との連絡、対応開始

市役所との連絡。安全の確保の報告

日没近くなり寒くなったため、また余震が収まり傾向のため
もも組に全員移動
避難経路、避難方法を確認

17時 明日の卒園修了式への対応の会議

明日実施へ

保護者会会長来園

明日の卒園修了式への話し合い

22時過ぎ、保護者会会長と明日実施への合意




平成23年3月12日(土)

朝4時 副園長電話等対応のため出勤

当園舎設計会社(専門家)との耐震性の確認、協議により卒園修了式は可能の見解

保護者会会長との式典開催への再検討

市役所関係者(有識者)と卒園修了式の挙行への確認(可能)

卒園修了式の決行を決議

9時

保護者、園児登園

9時30分式典開始

副園長から会場の参加者に対し、余震における避難経路の確認を行なう。

式典中 一度の揺れは感じたものの式典への影響は無し

12時式典無事終了

謝恩会でコンセーレへ移動

謝恩会中、多少の揺れはあったものの会への支障は無し

16時 無事、謝恩会終了

全員無事確認

14時30分・・職員にて明日からの対応について協議

18時・・危機管理対策本部を設置




今後の危機管理対策について

・子ども達の把握、円滑な避難ができない行事は中止する。(園外活動)
・灯油・ガスに関する供給不足の事態を考え、過剰な暖房・調理を控え
別な方法で対応する
・飲み水などの確保に努める。
原発事故による影響に考慮する。(雨など)
・出欠の確認を厳密にする
・職員は有事の際には園に出向き事態の収拾する。
・周知への連絡はブログなどを活用する。
・子どもへの現場対応を第一とし、連絡応対は二の次とする。
・保護者は緊急対応の趣旨を理解し、園に協力する。
・個人的要請よりも、全体の利益を優先する。
・風評・デマに惑わされないように情報の収受につとめる。




お願い。・・・園は園児の命の安全を優先します。

今回の地震発生時の対応、状況を
知らないにもかかわらず事実と異なる偏見で苦情を言う方がいましたが
全く悲しいことです。
このような現場の士気を落とすような思い込みによる発言は困ります。
園を信頼してお預けください。

また地震発生当初は電話対応はとても出来る状況ではなかったことは
皆さんが知るところです。批判はご遠慮願います。


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